ご挨拶

Greeting

 

2023629日付けをもって福島送電株式会社代表取締役社長に就任いたしました小野和彦と申します。

社業の発展を通じて福島県の再生可能エネルギー事業の一層の進展に鋭意努めてまいる所存でございますので、前任者に引き続き皆様方のご指導・ご支援を賜わりますようお願い申し上げます。

 

2011311日に発生した東日本大震災からの復興を目指して策定された『イノベーションコースト構想』(2014年6月)のエネルギー分野の取り組みを加速し、未来の新エネ社会実現に向けたモデル拠点を福島県に創出するために『福島新エネ社会構想』が20169月に策定されました。

弊社は再生可能エネルギーの発電事業者(総容量約600MW)と一般送配電事業者との間を連系(接続)するための共用送電線網の整備・運営を担う事業体として2016103日に設立(20173月商号変更)、201924日には経済産業大臣の送電事業許可を得、2019129日から株式会社へと組織変更し現在に至っております。

これまでに取り組んでまいりました共用送電線網整備事業(送電線網および変電所・分岐所・開閉所等の整備)は6月現在で約53kmが完了し202016日から順次連系(接続)を開始し、現時点で11箇所の太陽光発電所との送電事業を進めております。

現在は阿武隈山地地域(送電線延長約33km)において、2023年度以降順次新設される10箇所の風力発電所との連系(接続)に向け、共用送電線網の整備を進めているところです。

 弊社の整備事業を推進する中で賜りました関係各位の皆様のご支援・ご協力にあらためて感謝いたしますとともに、残された事業が安全にかつ計画通りに進められますよう改めてお願いする次第でございます。

 

 結びに、福島県が目指す2040年までの再生可能エネルギー100%の実現に向けて弊社といたしましても事業の着実な推進をお誓い申し上げ、併せて福島県の復興が一日も早く完遂できますようお祈りし、就任にあたり簡単ではございますが、ご挨拶とさせて戴きます。

 

2023年6月29日

小野和彦