【2024年2月2日】共用送電線網整備事業の概況と共用送電線網に連系済の風力発電所の売電開始について

 福島送電株式会社は、東日本大震災および福島第一原発事故からの復興を目指す福島県の「福島イノベーション・コースト構想」を踏まえて策定された「福島新エネ社会構想」に基づく再生可能エネルギー導入拡大に向けて、共用送電線の建設・運営を行う事業会社として20173月に設立されました。

当初計画された、共用送電線網のうち、浜通りエリア(南相馬~大熊)を中心にこれまでに約53kmの共用送電線網の整備を完了し、2020年1月より太陽光発電所で発電された電気(約234MW)を送電しています。

阿武隈山地エリア(双葉郡~いわき市)で2024年度中の完成を目指して整備を進めている残りの区間では2026年度までに約382MWの風力発電所と接続する予定となっており、当該エリアにおいては、去る2023年8月9日に当社創業以来、初めて風力発電所(発電出力6,990kW)と連系し、2024年2月2日に売電が開始されることとなりましたので、お知らせいたします。

 

【共用送電線網に連系した風力発電所】

発電所名称;川内風力発電所

発電所場所;福島県双葉郡川内村大字上川内

連系受電日;2023年8月9日

売電開始日;2024年2月2日

  最大受電電力;6,990kW